組織で動く
組織で動く
ここでは、ディガーの組織を見てみましょう。
3-1 パークでの役割
以下のような役割が必要になります。
★ プロデューサー/パークの最高責任者
★ ディレクター/雪上車で整備とパークの維持を行う
★ マスターディガー/プロディガーを束ねパークの管理を行う、パークの規模によりヘッドディガーとも呼ぶ
★ プロディガー/自分の判断で行動して整備を行う
★ ディガー/チームで行動して整備を行う
★ アルバイトディガー/ディガーの手伝いをするアルバイト
〇 プロデューサー
ゲレンデとの交渉などを行い、お客様や現場から上がってくる意見を利害の側面からも分析し、無駄のないように実行する。
〇 ディレクター
雪上車作業の引継ぎを必ず行い、プロデューサーに作業の結果と、雪上車の不備の有無を毎回連絡する。
マスターディガーとの意見のぶつかりが必ず起きるが、そこで解決せずに必ずプロデューサーに見解を求める。
〇 マスターディガー
一日の業務の状況とすべてのディガーの動きを把握し、その日の復習と、次の日への段取りを行い、必ずプロデューサーに報告する。
ディレクターとの意見のぶつかりが必ず起きるが、そこで解決せずに必ずプロデューサーに見解を求める
〇 プロディガー
マスターディガー、ディレクターの指示を理解し、やらなければならない仕事を把握してディガーとともに職務を遂行する。
また、現場で判断に困った場合は、必ず指示を仰ぎ決して自己判断はしない。
〇 ディガー
チームプレーを意識し、プロディガーの指示の下で職務を遂行する。
自分の判断で、お客様やゲレンデの運営に直接かかわる事を決定しない。
〇 アルバイトディガー
基本的にはプロディガーの指示でディガーの手伝いをするが
すべての上司の指示には従い、職務を遂行する。
3-2 組織で行う仕事
パークコンサルティングの一連の流れの中で、組織で行う業務と単独で行う業務があります。
ここでは組織で行う業務を見てみましょう。
○ パークの設置
パークに雪のアイテムを設置したとき、始めの大掛かりな整備は全員で行います。
人工物を設置するときも、大きなものや重いものが多いので、全員で行います。
これによって、このアイテムに対してどんな整備をすればいいのかを全員が理解できます。
○ パークの管理
天候の変わりやすい環境のため、アイテム数も多くお客様も多いパークは、全員の目配り気配りで管理します。
○ パークの整備
お客様により長い時間楽しんでいただくために、全員で効率の良い段取りのもとパークの整備を行います。
○ イベントの運営
スノーリゾートに来てくれた大会、キャンプ等のイベント、またはリゾートで企画したイベントなど、参加してくれたお客様を楽しませるために、ディガーのみならずスタッフ全員が一丸となって運営を行います。
○ デモンストレーション
ディガー全員が楽しく滑走する事で、ゲレンデの花となりパークの活気付けに役立つので、出来るだけ大人数で目立つようにデモンストレーションを行います。
○ 巡回パトロール
一人でパトロールするにはゲレンデは広く、長い時間がかかるので、全員で交代しながらパトロールを行います。