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パーク管理の基本

パーク管理の基本

ディガーがパークを管理するために使うものや知識を見てみましょう。

3-1 管理必需品目 

<ゲレンデ管理品一例> 
〇 ナイロンスリング
〇 ワイヤー
〇 レバブロ
〇 チェンブロ
〇 がちゃ
〇 クランプ
〇 そり
〇 虎ロープ
〇 インク
〇 ドリル

<ディガー管理品一例>
〇 レンジファインダー
〇 ころころ(カウントメジャー)
〇 斜度計
〇 ペンチ

<ディガー常備品> 
〇 レシーバー
〇 水平器
〇 小型ライト
〇 ナイフ
〇 ヤスリ
〇 ディガージャンパー

3-2 段取りと整理

<段取り>
現場での作業(整備、設置、補修)では、段取りの時点で「迅速かつ的確」にできるかどうかが決まると言ってもいいぐらい、段取りは大切なことです。
〇 どこに何をどのように設置するか
○ 何を持っていくか
○ 誰が何をするのか
○ どういう方法で作業するか
○ 何に気を付けるべきか
などの項目についてミーティングしてから作業にかかることが重要です。

<整理>
常日頃から道具や小屋の整理整頓を心がけましょう。整理整頓を怠ると、いざというときに物が紛失したり、準備に時間を要してしまいます。

3-3 オープンとクローズ 

<オープン>
オープンは、ゲレンデやお客様のニーズによって、プロデューサーがあらかじめ決めています。
その時間に間に合うように(できる限り最高の状態で)整備をしていきましょう。
ですが、自然が相手ですのでその日の状態によっては、早出をしなければならないときもあります。
ディガークルー全員が力を合わせて、日々最高のものを提供しましょう。
それでも間に合わない時は、それぞれのアイテムに優先順位をつけ(この場合ヘッドディガーが判断します。)その順番でオープンしていきましょう。

<オープン作業>
〇 必要な場合は硫安を撒く
〇 ネットとバナーを張りなおし、看板を立てる
〇 完全なパークオープンになる前に個々に開けてしまうと危ないので、整備後にそれぞれのジャンプのテイクオフに障害物を置く
〇 オープンする前に安全テストを行う

※天候が悪くなった時、パイプ・パークの状況を確認して、可否の判断を素早く行う。

<クローズ>
クローズは、そのゲレンデの特性を見て、あらかじめおおよその時間を決めておきます。しかし、日々刻一刻と状況は変わるのでアイテムの状態が悪化している(荒れが激しい等)、危険な状態になっている(アイスバーン等)場合はすぐにクローズする。

<オープンクローズフェンス> 
・風に強く軽いもので、これらを取り除けるのはスタッフのみ。
・天候や硫安の効き具合などを考えて、オープン時間の調整をするとき時にも有効。
・一例として、プラスティックチェーンで赤い色のもの等。

3-4 故障と修繕

レールやボックスといった非雪造物も傷んできて、故障したりするものです。
レールやボックスが故障した場合は、直ちにそのアイテムをクローズし修繕の段取りをしましょう。
現場で修繕できるものはすぐに対処し、必要であれば撤去します。自分たちで修繕できる場合は対処し、できない場合は修理依頼を出しましょう。

3-5 管理技

<アイテム名の統一>
〇 アイテムの名称を統一して分かりやすくする
〇 リゾート内での呼び方を統一する
〇 サイズはマキシマムで表記
〇 新しいものは連想しやすい名前にする

<備品の管理>
○ バナー/枚数と種類を把握   
○ テント/移動させる前に広げて立ててみて損傷個所は直す、使えないものは現場に上げない
○ ファーストエイドセット/ディガーハウスに常備する、清潔が保て防水性のある入れ物に入れる
○ ネット/必要なバンブーポール、レッドポールの数を把握、張らなければならない場所、長さを確認
〇 バンブーポール、レッドポール/ネットに使う分とスタートに使う分の把握(クローズ用も)
○ サイン看板/注意事項等の看板は、わかりやすく伝えられるものにする、壊れやすいものは補強する

<アイテム管理表>
アイテム一覧表を作り、アイテムのオープンとクローズをそれぞれ時間と理由を入れて毎日チェックする

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