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業務の準備をする

業務の準備をする

ここでは、ディガーの仕事に就く前に、
・雪山
・シーズンの4ヶ月間
・力作業
・サービス業
これらの要素を考えた上での準備を見てみましょう。

2-1 働くために必要なもの

ディガーとして働くという事は、冬山で毎日過ごすという事が大前提となり、防寒対策を必要とします。
また、仕事の内容は力仕事をはじめとした作業が多く、衣服の汚れや傷みが考えられます。

基本的には、ゲレンデ側から作業ウェアーなど仕事に必要なものが支給されますが、無い場合もあるので下記のものを用意して行きましょう。

<家から通う場合>
〇 汚れてもいいスノーウェアーを1着
○ 力仕事に使えるスノーグローブを1つ(仕事用とライディング用は分けると良いでしょう)
○ ニット帽
○ ゴーグル
○ スノーボードorスキー(金具付)
○ スノーボードorスキーのブーツ
○ 時計
○ 携帯用ナイフ
○ 水平器
○ 携帯ドライバー
〇 自家用車があったほうが動きやすい
〇 喫煙者は携帯灰皿を必ず携帯
〇 バックパック
〇 日焼け止め、SPF入りリップクリーム
〇 サングラス
〇 保険証

<篭り(住込み)で働く場合>
上記のものにプラスして
○ 寮で使用する日用品(寝具、暖房器具も含む)
○ ゲレンデ近隣の銀行口座(勤務先の給与支払い方法による)
※寝具や家電、暖房器具は備え付けのものがありますが、無いところもあるので心づもりはしておきましょう。

2-2 仕事を始める前に最低限覚える事

○ DAYスケジュール
  ディガーの1日のスケジュールを覚えておく(記憶する)
  自分の時計で判断して行動できるようにする
○ ゲレンデでのマナー
  お客様へのマナー、安全のためのマナー、山の自然に対するマナーを心得ておく
○ ゲレンデコース名称
  ゲレンデの全体図を頭に入れ、コースの名称と導線を覚えておく(記憶しておく)
  コースの斜度・幅・距離や日当たりと雪のつき方を把握するようにする
○ リフト名称
  ゲレンデの全体図を頭に入れ、リフトの名称と乗り継ぎを覚えておく(記憶しておく)
  乗車時間や距離も把握する
○ リゾート施設名称
  スノーリゾート内の施設名称と位置を把握しておく
  営業時間や役割も把握する
○ 雪造アイテム名称
  ゲレンデに作る雪のアイテムの名称を覚えておく(記憶しておく)
  サイズやバリエーション、取り扱い方を把握しておく
○ 人工アイテム名称
  ゲレンデで使用する人工的に作ったアイテムの名称を覚えておく(記憶しておく)
  サイズやバリエーション、取り扱い方を把握しておく
○ 整備道具名称
  雪を直接成形する道具や人工物を修繕する道具、お客様にサービスをするための道具、ディガーが雪山に駐在するために必要な道具などがあるので、覚えておく(記憶しておく)
○ 重機名称
  直接扱うことがなくても、作業に必要な重機の名称や、重機で使用する道具の名称を覚えておく(記憶する)
  より多くの重機用道具を把握するようにする

2-3 ディガーとしてのルール

ディガーとして以下のことを常に念頭に置いて行動しましょう。

○ ディガーは雪上にディズニーランドを作るつもりでイメージしなければならない
○ ディガーはゲレンデのホストであり、お客様の求めているものに150%応えなければならない
○ ディガーは安全に楽しんでもらえる物を予定時間内に提供しなければならない
○ ディガーはお客様の滑る場所を快適な状態に維持、管理しなければならない
○ ディガーはパークを巡回し不良を発見したら直ちに整備し、常にベストの状態を保たなければならない
○ ディガーは常にすべての人に優しいゲレンデ作りを心がけなければならない
○ ディガーは常にアイテムのクオリティーを90%以上に保たなければならない
○ ディガーはすべてのアイテムの試滑走を行ってからお客様に提供しなければならない
○ ディガーはパークのレイアウトやアイテム整備後の美しさを大切にして、滑りたくなる演出をしなければならない
○ ディガーは自分のパートが終われば仲間のパートをサポートしなければならない
○ ディガーの責任の重さは全員同じであると心得なければならない
○ ディガーはチームの失敗は自分の失敗であると心得なければならない
○ ディガーはゲレンデの1スタッフでもあるという認識を持たなければならない
○ ディガーはお客様第一のもと自分も楽しむ事を忘れてはならない
○ ディガーは巧みな滑走技術を用いて、アイテムの楽しさと使い方をお客様に伝えなければならない
○ ディガーはゲレンデが混んでいるときにはお客様を優先し、自分の滑りを自粛しなければならない
○ ディガーは仕事を教わろうと思わず見て盗まなければならない
○ ディガーは改善提案などについて常に議論し日々改善を図っていかなければならない
○ ディガーは奇抜なアイディアだけが良いものではないと心得なければならない
○ ディガーは常にゲレンデの中で発生する音に敏感でいなければならない
○ ディガーは整備不良が原因で怪我人が出た場合、直ちに現場検証と二次災害を防ぐ努力をしなければならない
○ ディガーはゲレンデの保安官であり、ゲレンデの治安を守らなければならない
○ ディガーは常にゲレンデの状態を監視し異常を発見したら速やかに処理しなければならない
○ ディガーは転倒したり、立ち往生したり、道具の不具合で困ったりしているお客様に積極的に声をかけなければならない
○ ディガーは天候に気を配り、アイテムの状態とお客様の動向を先読みしてアイテムのオープンとクローズを決めなければならない
○ ディガーは常に時間を把握し、お客様への影響が少ない最善の方法で整備をしなければならない
○ ディガーは心でゲレンデを作らなければならない
○ ディガーは雪造物を赤ん坊のように丁寧に扱わなければならない
○ ディガーは身だしなみを整えなければならない
○ ディガーは自分のパークのアイテムに対して、身内にも部外者にも決して不満、悪口を言ってはならない
○ ディガーはサービス業であり、笑顔を絶やしてはならない
○ ディガーは整備のときはもちろん、お客様から見える場所で喫煙をしてはならない

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